お母さんが赤ちゃんにプレゼントした病気に対する抵抗力(免疫)は百日ぜきで3か月までに、麻しん(はしか)では生後12か月までにほとんど自然に失われていきます。そのため、この時期を過ぎると赤ちゃん自身で免疫を作って病気を予防する必要があります。その助けになるのが予防接種です。子どもは発育と共に外出の機会や他の人と接する機会が多くなり感染症にかかる可能性も高くなります。予防接種を受けるには病気ごとにそれぞれ適した時期があるため、接種をお勧めする期間(標準的な接種期間)に受けることをお勧めします。
定期予防接種のワクチンは、国により疾病の予防効果と一定の安全性が確認されていますが、接種により副反応として一時的な発熱や接種部位の発赤などが現れることがあります。万一、定期予防接種を受けて重篤な副反応が発生し、厚生労働大臣が予防接種法に基づく健康被害と認定した場合には、予防接種法の規定により健康被害救済の給付が行われます。

●予防接種の種類

【定期予防接種】
・予防接種法に定められた対象年齢、接種回数、接種間隔に基づいて実施されます。
・接種費用は無料です。

種類:B型肝炎・ヒブ・小児用肺炎球菌・ロタウイルス・四種混合・二種混合・BCG・MR・水痘・日本脳炎・子宮頸がん
※予防接種の対象年齢や接種回数については、各予防接種のページをご覧ください。

【任意予防接種】
・予防接種を希望する方が自費で接種を受けます。

種類:おたふくかぜ・インフルエンザ・新型コロナワクチン